音楽療法の原点①
週末セラピスト&時々シンガーのHitomi Oryです。
今日は、音楽療法の原点についてのお話です。
私が音叉に惹かれたのは、音楽療法について学んだことがきっかけでした。
サモス島で生まれた古代ギリシャの数学者であり自然哲学者のピタゴラスは、
人が病気になるのは、心と体の調和が乱れているためと考えました。
ピタゴラスは、一弦箏(モノコード)という楽器を作り、
振動を利用して音程を測定し、音(振動)と数の整数比の関係を発見しました。
そして、ピタゴラス音階といわれる音律で魂を鎮める音楽を作曲し、
患者に調和した音楽を聴かせることによって、心と体の乱れを鎮め、
病気を治療しようとしたそうです。
要するに、音楽の調和は乱れた心身の調和を調整する力があるという考えです。
また、強壮剤をトニック(tonic 主音)と呼ぶのは、
このピタゴラスの音楽療法に起源があるからです。
この事からも音は、今も昔も変わらない療法であることは、自明の理なのでしょう。
そして、一弦箏(モノコード)の概念が音叉の生まれるルーツになっている事を知り、
私が音叉にどんどんの惹かれ、どんどんのめり込むようになったのです。
それでは今日は、ここまで♬
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